イスラム教徒の多い国、マレーシアで断食体験〜ラマダンの1日は長い
なんと私、ラマダンをちょっぴり体験してみました。
結論、、、もうやらない…かな。
ラマダンって知っていますか。
ラマダンとは、イスラム教徒が1ヶ月間、日の出から日没まで飲食を断つ期間のことです。世界中には16億人以上のイスラム教がいると言われており、世界人口の2割以上がこの断食をするということになります。世俗的な欲を捨てることで、神への奉仕に没頭したり、貧しい人々の苦しみを知る機会だったり、長時間胃を休めるから健康なんだよ、っていう意見があったり。
もちろん、マレーシアにはたくさんのイスラム教の方がおり、これを実践しています。
一緒にお昼ご飯を食べることもできないし、彼らは水を飲むことさえ許されていません。
あまりエネルギーを使わないようにしているのか明らかにオフィス内は静か。普段は朝の8時から18時まで開いているカフェテリアも、ラマダン時期は9時から16時までの営業です。
毎日朝ごはんに買っていた50セントのドーナツが買えなくて悲しい。
ある時、イスラム教徒の友達が「断食してみなよ!」と提案。
いや、マジかよ、、と内心思いつつ、一日だけならなんだか楽しそうだなとも思ったり。
てことで、一日ラマダンに挑戦することにしました。
ラマダンの朝は想像以上に早い。
朝ごはんは許されないのかと思いきや、5時半までに食べれば大丈夫!とのこと。
朝の5時なんてこんな感じ。真っ暗!
ちなみに、ルームメイト、同じインターン生みんな巻き込んでの断食だからなんだかちょっとイベント気分。
この時間から朝ごはんをもりもりと食べます。この時間を逃したら夜の19時半まで食べられないですからね。
こんな暑いマレーシアであっても水さえ飲むことも許されていません。
私たちのオフィスは室内で、エアコンもついているので、暑さは全く感じません。むしろ寒いくらい。外で働いている人のことを考えると恐ろしい。
水飲んだらダメだ!って、昔の日本の運動部みたい。
日本の夏だったら、熱中症に注意してきちんと水分補給しましょう、っていつも言われるのに。
普段の就業時間は9時からお昼休みを挟み、18時までですが、この日はお昼休みがないので、9時から17時までです。
17時に終わったことをいいことに調子こいて、KLに遊びに行って歩き回っていたら、もう疲れすぎて…。もうエネルギーなさすぎて力が出ません。
19時20分。やっと日が落ちた!!
KLに行った理由は、一日頑張ったご褒美に美味しいサムギョプサルを食べるため!
もう、まず、水が美味しかった。肉も最高だった。食べることに夢中で写真が一つもないため、この前行った時のもの…。
KLのオススメのサムギョプサル屋さんは、アンパンポイントというKLのコリアンタウンにある「Bambu House」っていうところ!お肉食べ放題で美味しいし、韓国人にオススメされたから間違いない!
イスラム教徒の方々は、ラマダン明けを盛大に祝う、ハリラヤというものがあるのですが、私たちは一日やっただけでも盛大に祝いたくなったから、ハリラヤがどういうものなのかちょっと楽しみ。
でもこの経験を通して、ラマダン期間中のイスラム教徒の方との働き方、接し方を考えさせられました。ラマダン中に彼らの前でお菓子なんて食べられないし、イスラム教徒の多いマレーシアでは食べ歩きなんかもよくないなって思ったり。集中力も格段に落ちるし、いつもと同じように働けというのは難しいです。
ラマダンっていう言葉は社会の教科書とかで読んだことはあったけど、自分が断食するなんて思ってなかったなあ。
マレーシアで暮らすのって面白いです。
tomo
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