ベトナムハノイからラオスのビエンチャンへ寝台バスで移動〜陸路での国境超え
陸路での国境超えを経験してみたくて、ベトナムハノイ・ラオスビエンチャン間を走る国際バスを利用しました。バスは宿で予約しました。ネットの情報によると24時間かかるとのことでした…。
ピックアップの時間が17時だったのですが、16時半頃にピックアップのおじさんがバイクでやってきて、後ろに乗せられました。ちょっと行ったら、ここで待っていて!と言われ、降ろされました。そこには、韓国人の男性一人がいました。私が、これはビエンチャン行きだよね?って聞くと、彼はこれからルアンパバーンに行くと言っていて、二人で、「えっ、」ってなりました。ちょっとパニック。まぁよく分かんないけど待つしかないね、となりました。
約50分ほどこの景色を見続けました。
するとバンがやってきて、私たちを乗せて出発しました。その後、7~8人の外国人をピックアップし、寝台バスが停車しているところに到着しました。このバス、バス停があるとかではなく、普通の道路に停まっていました。
このとき、ビエンチャン行きの人とルアンパバーン行きの人が混ざってしまっていることに、乗客のみならず、バス会社の人たちも困惑。とりあえず、みんな乗れ、となり、18時半頃バスが出発しました。1時間くらい走ったあと、「ルアンパバーン!ルアンパバーン!」と言いながら男の人が入ってきて、ルアンパバーン行きの人は違うバスへ移って行きました。
すぐ夕飯の休憩になるかなと思っていたのですが、少し進んでは、バスのトランクに荷物を積み、(バスがトラックの代わりみたいな役割を果たしているのかな?)なかなか休憩になりません。私はお腹すきすぎて寝れないです。
やっと22時頃、1回目の休憩がありました。
ここの従業員の人たちおもしろかった。カメラ持ってたら、貸して貸して!って言われ、彼ら遊んでた。私が食べ終わって、ふぅってしてたら、手招きされて、めっちゃ話しかけられた。すごく彼らテンション高くて楽しそうにしてたけど何言ってたんだろう。「俺らベトナム人!」って言ってた気がしたから、「私ジャパニーズ!」って言ったら、おおお!ってまたまためっちゃ盛り上がってた。
日本人って言うと、たいていのベトナム人は喜ぶから日本人って得だなあって思う。それに対して中国人への当たりはすごく厳しいけど。
22時45分頃、再出発。
私はそのあと眠りにつきました。
バスが停車すると同時に私は眼が覚めました。3時です。あれ、なんで停まってるんだろうと思い、外を見てみると、トラックも数台停まっていました。よーく見ると、ベトナムの国旗が掲げられている建物が見えたので、ここは国境付近なのだろうと思いました。意外と早く国境近くまで来たことにびっくり。
まだゲートが開かないので、朝まで待ちます。
明るくなってきました。7時頃、バス降りて!と言われ降りると、寒い!!!
この奥の建物で出国手続きをします。
パスポートを渡すと、1ドル要求されます。私はドルを持っていなかったので、それを伝えると、2万ドンでもいいと言われ、渡しました。だいたいどちらも100円くらいですね。
その後はひたすら歩きます。誰かに指示されるわけでもないです。同じバスにいたフィリピン人の男の人に、ここから少なくとも1キロは歩くんだよ、と言われたので、ついていきました。
こんな道をひたすら歩いて行きます。工事のおっちゃんたちに何かを叫ばれたり、泥(私の時は、小雨が降っていた)がぴちゃぴちゃ足に跳ねたり、これが本当に合ってるのか分からないくらい不安感に襲われますが、頑張って歩きましょう。
そうすると、ラオスの国旗が見えてきます。国境に到着です。
ここに着いたら、アライバルカードを書き、パスポートと共に渡します。
その後、2ドルを要求されます。私は5万ドン払いました。パスポートを受け取ると、ラオスの入国審査終了です。
あとは、バスを待ちます。おそらくこの間にバスも不審な物を持ち込んでいないのか入国審査をされているのでしょう。
バスは座席の下に荷物を隠しているはずなので、まあばれません。これ不法なんじゃないかなあと思うけど。
8時頃、バスが再出発しました。
その後2時間半くらい走ったら、休憩となりました。
初ラオスでの食事です。キープ持っていなかったので、ベトナムドンでも大丈夫?と聞くと、ご飯代を引いて、おつりをキープで返してくれました。後で計算し直したら、どうしてこのお金になるの?と思うくらいだいぶレート悪かったですが。
この後、ラオスの田舎道を走り続け、3時ごろバスから降ろされました。
市街地までは距離があるので、トゥクトゥクを同じバスにいた外国人7人と一緒に乗って、宿に到着しました。一人1ドル、もしくは1万キープでした。
昨日、16時半にピックアップされたことから考えると、ハノイからビエンチャンまで23時間かかりました。と言っても、途中休憩を挟んだり、国境まで歩いたりしましたし、寝台バスで足を伸ばして寝ることができたのでそこまでつらくはなかったです。
何はともあれ、無事ラオスに到着できてよかった!!
tomo