「英語ができるかできないかで人生が変わる」を思い知った日〜ミャンマー・バガンにて
年末年始ミャンマーに行った時に、すごく衝撃を受けて、その日のうちに文章化したのですが、私のパソコンの中で眠ったままのものがありました。今日はその話です。
ミャンマーは予想以上にまだまだ発展途上国です。マクドナルドやスターバックスのような外資チェーンも見かけないので、まだ入ってきてないのではと思います。KFCはありますが。
以前、ベトナム・ホイアンでの「武者修行プログラム」に参加した際、私は語学学校のプロモーションを担当しました。その際に、ファシリテーターから「なんでベトナム人は必死に英語を学びたがるか分かってる?英語ができるかできないかで人生が変わるんだよ」と言われていました。
その時は、なんとなく日本人の感覚で、確かに英語ができた方が収入も多くなるしなあ、というそれ程度にしか捉えきれていなかったのかもしれません。
しかし、ミャンマーに来て、その本当の意味を理解しました。
幼い子供たちが、必死に外国人観光客にポストカードを売っている姿を至る所で目にします。
ミャンマー人の本当の暮らしを見ることができる村があるというので、行ってきたのですが、そこでは14歳の女の子がガイドをしてくれました。この彼女、とても上手に英語を話していました。むしろ、私よりも流暢に話します。それに、びっくりすることは、11歳までしか学校に行っていないというのです。そのあとは、自分で勉強したり、やってきた観光客に教えてもらいながらここまで出来るようになったと言います。彼女は英語も話せ、仕事もテキパキこなせるため、あるホテルから働かないかと持ちかけられたそうです。それも高給です。
道端や観光地の前で売れるか売れないか分からない物をひたすらに売り続ける人生か、確実に給料を得られる職に就けるのかは、観光からの収入が大きい、ここミャンマー・バガンにおいては英語ができるかできないかがその人の人生の方向を決めるのです。
英語でも勉強するか〜とのんきに考えていた私とは全然置かれている状況と英語に対する必死さが全然違うなと思いました。お金をかけたからって英語ができるようになるというわけではなく、結局は自分がどれだけ必死になって向き合えるかが大切なんだと感じさせられました。なんて甘い生活送っていたんだろうと。
tomo